2013年12月12日

宇宙が始まる前には何があったのか?

宇宙が始まる前には何があったのか?

「種の起源」に匹敵! 宇宙論のパラダイムシフト

無からなぜ有が生まれたのか?

最先端の量子物理学は宇宙誕生の謎を解明しつつある。

宇宙は平坦だった、加速膨張する宇宙、2兆年後はすべての天体が姿を消す、、。

「種の起源」にも匹敵すると賞賛された全米ベストセラーとなった本書は、コンパクトなサイズなのに、脳みそを鷲づかみにされるような濃密さに満ち満ちています。

科学翻訳の第一人者・青木薫氏による奥深く精密な文章と大胆な解説もお見逃しなく。



目次

まえがき 宇宙は無から生じた

はじめに 何もないところから、何かが生まれなくてはならない

第1章 いかに始まったのか?

第2章 いかに終わるのか?

第3章 時間の始まりからやってきた光

第4章 ディラックの方程式

第5章 99パーセントの宇宙は見えない

第6章 光速を超えて膨張する

第7章 2兆年後には銀河系以外は見えなくなる

第8章 その偶然は人間が存在するから?

第9章 量子のゆらぎ

第10章 物質と反物質の非対称

第11章 無限の未来には


ビッグバンの前には何があったのか?

その最大の謎を、現代の量子物理学は解きあかしつつある。

物質と反物質のわずかな非対称から生じたゆらぎ、それが今日の私たちの宇宙を形作った。

それは無から有が生まれることであり、無からエネルギーが生じるという物理学の直感と常識に反したことだった。

全米でベストセラー、アリゾナ州立大学の宇宙物理学者による衝撃の書。



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2010年07月22日

■僕たちの宇宙は50回目の宇宙である



はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)


超ひも理論は究極の物理学の法則を目指して考えれらた理論である。
ビッグバン、とか、インフレーション宇宙など、これまでにもたくさんの「宇宙誕生論」がでてきたが、今、最もホットなのが、この「超ひも理論」だ。

宇宙は何から誕生したのか?
僕たちの宇宙が誕生する前には、何があったのか?
この宇宙が終わったら、次はあるのか?

という、まことにもって、哲学的な、かつ物理学的なことを解明しようとしている。

この手の本が大好きだ。

そして、この本が、僕にとっては一番分かりやすい「超ひも理論」&「宇宙論」だった。

明日のことも分からないのに、150億年前のことや150億年後のことを考えるのは楽しい。
そもそも、人間は「知らないこと」を「知る」といことに興味を持つものだ。

こんな宇宙の誕生の秘密を知ったからといって、僕の人生がどうなるものでもないが(ある?)、この世を知るのはロマンなのだ。

しかし、人類はたいしたもんだ。


■医薬品ができるまで
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2007年10月07日

おすすめ大人の科学★学研の『大人の科学マガジンVol.17 テルミン』

大人の科学マガジンVol.17 テルミン

1920年、旧ソ連のレフ・テルミン博士によって発明された世界最古の電子楽器テルミンは、手をアンテナに近づけたり遠ざけたりして演奏するユニークな楽器だ。

高周波のうなりから生み出される独特な音色を、付録のテルミンでも楽しめる(スピーカー内蔵)。

大人の科学マガジンVol.17 の付録はテルミンの簡単な工作キットなのだが、こいつが実に面白い!

僕のように小学生時代、『学研の科学』の付録が大好きだった人にはイチオシのおすすめです。

大人の科学マガジン Vol.17(テルミン)



大人の科学マガジンVol.17 テルミン (Gakken Mook)




★こちらの動く(歩く?)茶坊主も楽しいぞ。(大人の科学マガジン Vol.16)
   ↓
学研 ミニ茶運び人形 (大人の科学マガジンシリーズ)



大人の科学マガジン Vol.16 (16) (Gakken Mook)




より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本

お勧めビジネス本。仕事に役立つ本

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2007年08月09日

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ

読書の秋におすすめの本、秋の夜長におすすめの図書『生物と無生物のあいだ』


本書の特徴は、まず「文章が上手い」科学者が書いていることにある。

だからと言って、叙情的に走らず、押さえるべきところは押さえている。


普段、小説などの文芸書しか読まない人にとって、「生命とは何か?」というスリリングなテーマを通して、生命科学の歴史と科学者の役割を飽きることなく最後まで読ませてくれる。

実際のところ「生物と無生物のあいだ」とは何か?という問いは最終的には読者に投げかかれることになるが、それは「人生とは何か?」という問いと同レベルでしか扱えない現代の科学の限界とも言える。

それでも、秋の夜長に、「生物」と「無生物」のあいだ、という哲学的でもあり、人類の根源的テーマでもある、この問題について思考を巡らせてみるのも一興である。


逆に、普段から、マイクロピペットなんぞを扱いなれている人には物足りない内容ではある。(でも、まぁ、しゃーないよな。未来永劫「生命とは」なんて、定義づけられないと僕は思うのだ。)


生物と無生物のあいだ




生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)






治験関係者に役立つ本

科学入門図書

世代別、年代別の定番ビジネス書
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2007年08月01日

夏休みにおすすめの本「新しい薬をどう創るか」(創薬研究の最前線) 夏休みにおすすめの本「新しい薬をどう創るか」(創薬研究の最前線)

製薬業界で働きたい人、働いてみたい人、既に製薬業界で働いている人へのおすすめの本。

本書は「臨床開発」ではなく「基礎研究」の本だ。

しかし、ただの方法論ではなく、実際に使われている薬がどう創られてきたかという興味津々な部分をコンパクトに紹介している。

例えば、古くはアスピリン、インスリン、モルヒネから新しくは抗ウイルス剤、アルツハイマーの薬「アリセプト(ドネペジル)」、DDSの話題、そしてゲノム創薬まで。

臨床開発も大変だが、基礎でのシーズ探しのスクリーニングや新しい発想など、これまた苦労が絶えない。
だからこそ、「面白い仕事」なのだが。

この本は一般市民を対象として書かれてはいないが、ある程度の化学的知識、生物学的知識が有れば面白く読める。
なにしろ、ドネペジルを開発した研究者自身が書いた章もあるのだ。


本書は非薬学出身者で治験業界、製薬業界に入ったきたひとが薬の勉強をするときの「刺激剤・興奮剤・触媒」として読めるのはもちろんのこと、薬学出身者でも、最近の創薬技術をおさらいするのに丁度よい。

「新しい薬」を創るのって、どうして、こんなに面白いんだろう?

(なお、筆者たちは全て京都大学大学院薬学研究科の教授たちだ。)


新しい薬をどう創るか




新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線









【治験のことなら】

架空の製薬会社「ホーライ製薬」

臨床試験、治験を考える「医薬品ができるまで」


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2007年07月07日

科学入門書▼「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界

僕は以前(10年ほど前)、都筑卓司『10歳からの相対性理論』(講談社ブルーバックス)を読んで、へーー!と初めて「相対性理論」に驚いた。

それまではとりあえず名前ぐらいは知っているというレベルだった。

そこで、このを紹介しようと思ったら、なんとアマゾンでも楽天でも、もう取り扱っていなかった。

残念無念と、何か、いい本はないかと物色して見つけたのが、本書だ。


「相対論を楽しむ本」というタイトルは本書の内容を言い当てて妙である。

相対性理論とは1人の物理学者の日常的な現象についての素朴で純粋な問題意識と単純な思考の積み上げによるものである。

相対性理論は難解であり「道具」を知らない人は近づくことができないと思われているがそれは必ずしも正しくない。

特殊相対性理論についての基本的な考え方は素朴かつ単純で、誰にでも近づくことを許している。


本書を通じて感じられるのは著者の相対論への愛である。

まるで嬉々として自分の恋人について語るように、独創的なたとえを交えながらかんで含めるように、しかし、できうる限り妥協なしに解説している。

コンパクトな本ではあるが内容は豊富で、アインシュタインの生い立ちから、特殊・一般相対性理論の解説、さらに相対論の宇宙論への応用と最新宇宙論の解説にも2章を割いている。

著者の相対論への愛に満ちた本書は読んでいて楽しく、まさに「相対論を楽しむ」ことができる。



相対性理論の革新性と「美しさ」、世界の奥深さが堪能できる本。

宇宙が実は虚数の時間において生まれたとするホーキンスの理論まで、幅広く網羅し解説するこの本。

「相対性理論」の初心者(つまりほとんど全ての人)に推薦できます。

(実は現代の最も驚異なことは、わずか500円で、宇宙の真理に迫る理論を垣間見れることだ。極大の理論「相対性理論」と極微の理論「量子論」の両方でも1000円である。パチンコならものの3分で使い果たす金額で宇宙を感じることができる、これこそが現代の驚異だ。)


「相対性理論」を楽しむ本




「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界






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1匹の猫の半分死んで、半分生きている:科学入門書▼「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

素粒子のしくみから宇宙創生までを解明する鍵となる物理法則「量子論」。
本書ではそのポイントを平易な文章と図解を駆使して徹底解説。

とても興味があるけれど、むずかしくて理解できない……そんな代表的なものが、アインシュタインが提唱した「相対性理論」だろう。

ところが、現代物理学にはその相対性理論よりも難しく、奇妙で、なおかつとても面白い理論がある。
それが「量子論」。
一番身近な例をあげると、最近はほとんどの人が持っている携帯電話やパソコンのもっとも重要な部品ともいえる半導体チップの中を支配している法則である。

こればかりではなく、素粒子などのミクロの世界に適用されるもので、人などの遺伝子など生物の構造や進化、そしてマクロの極限である宇宙の創生までを解明するとされている。

本書は、その量子論のポイントが一目で理解できるように、図やイラストを多数使って初心者向けにわかりやすく解説した格好の入門書。

最先端物理学の不思議な世界を手軽に味わうことができる。


量子論を知らなくても、日々の生活に支障はないのですが、この本を読む前と読んだ後 では、自分の見えている景色が違って見えてくる・・・そんな「突き抜けた話」です。

各章の冒頭にその章のポイントを提示、各章の最後にその章のまとめを記載、という構成も読者の頭の整理に大いに役立つものと思います。


「量子論」を楽しむ本





「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)








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2007年07月06日

とんでも科学入門書:なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき

占星術、超能力、「私は宇宙人に誘拐された」、心霊体験、ダウジング、祈祷療法…

科学的根拠はまったくないのに、科学が認めたかのように装い人を欺くのが「ニセ科学」である。

しかし、実はその「騙しのメカニズム」は驚くほど共通したもの。

本書が豊富な実例で説くこのメカニズムに通じて、懐疑の心を忘れなければ、安全なところから絢爛多彩なニセ科学ウォッチングを愉しめます。


いや〜〜、実にこの手の本にはまってしまった。

この本では、著者がまた、懇切丁寧に「そもそもUFOの発端となった事件」や「UFO騒動による最初犠牲者」等と実に詳細に紹介している。

その歴史がまた面白い。



シャーマーはもともと科学者ではなく、サイクリング雑誌のライターなども経て、その経験の中で実際に怪しげな健康法などに触れ、擬似科学の病的な側面を肌を持って知った人物だ。

ある時カール・セーガン博士の講演に触れ、懐疑主義の重要性に気づき、現在はライフワークとして社会に蔓延する怪しげな治療法、オカルトなどに論理的に批判を加える懐疑主義者団体でリーダー的存在である一方、大学で科学史などを教える教師でもある。



この本はそういった彼の集大成と言うべきもので、様々な擬似科学、オカルティックなものに対して、具体例を用いて一つ一つ丁寧に批判を加えている。

内容的にはカール・セーガン博士の遺稿である"The Demon-Haunted World"に重なる部分もあるが、90年代になっても相変わらず昔と同じようなことをやってる怪しげな連中の傾向を知るには良い本だ。


どうしても、その「あやしげな世界」が、面白いんだよね。

実は僕が、この手の話に一部、関わっていたことがある。

小さな製薬会社にいると、町の「自称天才」たちの「自称世紀に発明、発見」が時々、舞い込んで来る。

僕が一番、関わったのは、今でも通販サイトに売られている「●●ウォーター」という代物だった。

いや〜〜、あれにはまいったね。追試験までやらされた。(もちろん、追試験の結果は・・・・)


なぜ人はニセ科学を信じるのか(1)




なぜ人はニセ科学を信じるのか(2)






なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき (ハヤカワ文庫NF)




なぜ人はニセ科学を信じるのか〈2〉歪曲をたくらむ人々 (ハヤカワ文庫NF)







【本・ブック】

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世界に影響を与えたビジネス書

自己啓発の本、成功哲学の本 by ホーライ

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とんでも科学入門書:奇妙な論理

このうっとしい梅雨空とジメジメした空気と、否が応でも上がる不快指数をいっきに吹き飛ばしてくれる本。

もともと、僕は「ミステリーサークル」とか「棒切れで地下水を探す」とか「スプーン曲げ」とか「UFO」とか「アトランティス大陸」とか「超古代文明」とか、まぁ、そう言った話が大好きで、テレビ等で紹介しているとわくわくして見ている。
(ジャンルは違うが「徳川埋蔵金」の話しも大好きだ。)


どうして、こういう話に興味を持つのだろう?と我ながら不思議だったのだが、この本を読んで、自分の心理が手に取るように分かった。



世界には「相対論は嘘である」「進化などなかった」「虹彩を見れば病気がわかる」など、壮大な科学理論から健康上の身近な問題まで、奇妙奇天烈な説を標榜する者は跡をたたない。

なぜそれらにたやすく騙されるのか?

そこのところを科学解説書の第一人者がシニカルかつユーモアあふれる筆致で描く。

「トンデモ科学を批判的に楽しむ」態度の先駆を成す不朽の名著である。



この本では、著者がまた、懇切丁寧に「そもそもUFOの発端となった事件」や「UFO騒動による最初犠牲者」等と実に詳細に紹介している。

その歴史がまた面白い。

それにしても、世の中にはとんでもないことを考える人がいるもので、実に感心する。

そして、この手の話は絶対に後を絶たないのだ。(今でも身近なところでは健康食品関係やダイエット関係、なんちゃら水等にも「壮大さ」には欠けるが、「驚くべき効果」を標榜しているものは人気がある。)


結局、「だまされやすい」というか人間が「この手の話」が好きなのは「好奇心」があるからなのだ。


寝苦しい夜のお供に、是非、どうぞ。



奇妙な論理(1)だまされやすさの研究





奇妙な論理(2)なぜニセ科学に惹かれるのか






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2007年07月01日

科学入門書:病気はなぜ、あるのか(進化医学による新しい理解)

私たちの体はこんなにもうまくできた構造をしているのに、なぜ病気にかかりやすいのだろうか。

本書は「ダーウィン医学」(=「進化医学」、チャールズ・ダーウィンの自然淘汰の理論)をベースにして、病気やケガ、老化など我々にとって身近で重要な問題を、2人の進化学者がわかりやすく解説したものである。 

著者らは病気の原因として、防御、感染、新しい環境、遺伝子、設計上の妥協、進化の遺産の6つを挙げている。

そして、それぞれのカテゴリーの中で、病理は真価を認められないある種の利益と関係しているという例を紹介している。


人間にとって病気は憎むべき存在だという思い込みが、根底から覆されるような考え方である。


たとえば、防御について言えば、色白の人が重度の肺炎にかかると、顔色がくすみ、ひどい咳をするだろう。


この場合、くすみは欠陥があることの表れであり、咳は防御の表れである。
欠陥を治すことは有益であるが、防御を妨げて、排除してしまうと、大変なことになる可能性がある。

しかし、実際の医療の現場はまさに、防御を妨げるような治療法が行われているのである。



我々の体は長い時間をかけて、種の繁栄に有利なように進化してきていて、さまざまな肉体の現象は、どれもこの目的を果たす上で有効なのである。

医学を進化の視点で見ることは、病気の進化的起源を理解するのに役立ち、その知識は医学本来の目標を達成するのに大いに役立つ、と著者らは自信をもっている。

そして、我々は本書を手にすることによって、彼らの自信に間違いがないことを知るだろう


著者らは「老化とは若さの泉だ」と指摘している。
血管の老化、つまり動脈硬化にはカルシウムの沈着という現象が見られる。

骨折に際して、カルシウムの代謝を変える遺伝子が関与し、その遺伝子はまた動脈硬化を促進する役割を果たす。


つまり同じ遺伝子が一生の中でポジティブにもネガティブにも働くが、進化という立場から眺めると、この遺伝子は淘汰上有利に働く。
遺伝子が老いた場合に不利に働いても、若いときにわずかに有利に働くならばその遺伝子は集団の中に広がり続けていくはずだ。


このような研究報告を渉猟していくと悲惨で克服を至上命題とされている疾病の別な側面に気づかされる。

例えば、記憶中枢である側頭葉が選択的にダメージを受けるアルツハイマー病。

米国国立老化研究所(NCI)の研究者は脳の中でも最近になって進化した部位の異常が集中することに注目し、「過去400万年以上にわたって、人間の脳を非常に急速に増大させた遺伝子の変化が、ある人々にアルツハイマー病をおこさせているか、または、他の遺伝子の変化によって打ち消されることがまだないような副作用を生んでいるのではないか」と提案している。

 
痛風はどうだろうか? うつ病は? 分裂病や児童虐待にも適応的な意味はあるのだろうか? 

答えはすべて本書に書かれている。

原題は「Why We Get Sick」だが、「病気はなぜ、あるのか」という邦題も意味が深い。


医療関係者はもちろんのこと、生命や人間、動物、遺伝、病気などに興味のある人にお奨めです。(目から鱗がたくさん落ちます。)


著者のネシー氏はミシガン大学(Univ.Michigan)精神医学部教授で適応進化研究部門の代表、ウィリアムス氏は遺伝子淘汰説の提唱者の1人。
生物の形態や行動に、永い進化の過程で培われた適応的な意味があるように、罹病や老化といったプロセスにさえ進化的な意味があると主張する。




【目次】

病気の神秘/自然淘汰による進化/感染症の徴候と症状/終わりなき軍拡競争/ケガ/毒素―新、旧、いたるところ/遺伝子と病気―欠陥、変わり者、妥協/若さの泉としての老化/進化史の遺産/文明化がもたらした病気/アレルギー/癌/性と繁殖/精神障害は病気か?/医学の進化


病気はなぜ、あるのか




病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解






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