「ああ、そりゃだめだ。半鐘を持っていったら『おじゃん』になるから。」
世界は全て仮説で成り立っているが、それでも僕たちはおかまいなしさ。
何故なら、科学の無い時代から僕たちは生き延びているのだからね。
……それはそうと、「反証されるために科学の仮説はある。」というのは、よく分かる。
そして、この科学以外の社会も(会社も)また仮説で動いている。
ちょっと突っつけば今にも壊れそうな、この危うい世界で「どうだ、こうだ」と争っているのも虚しくなるなるくらいだ。
▼99・9%は仮説

この本(↑)は、文系の方はもとより理系の方が読んでも面白く、興味を惹きつけながら書いてあるのが良い。
「科学は近似にすぎない。」(リチャード・ファインマン)とか「科学は神話に近い」(ファイヤーベント)などの発言は科学者にとっては思わず「うなずく」ことだろう。
で、この本を読み終わって思ったことは「あなたの意識の中でも僕はいるのだろうか?」だ。「くまさん」や「八つぁん」のように。
▼99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方